自由な働き方ができる環境作りが必要!?テレワーク導入に向けて!!

仕事

みなさんの会社ではテレワークやリモートワーク・在宅勤務など実施されますか?僕の会社は人事環境も社風もITツールも揃っているので、容易にテレワークができます。

テレワークをするために必要なものはざっくりと以下3つかなと思います。

  1. サテライトオフィス
  2. リモートワーク環境IT
  3. 社風の変化

今回はテレワークについて書いていこうと思います。

テレワークとは

まずはテレワークって何という方もいると思います。呼び方も様々あり、「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」などでしょうか。詳細の意味はそれぞれ違うものの、概念はいつでも、どこでも、誰でも、誰とでも働けるということをコンセプトにしていると思います。

大昔人々は皆、自宅近くや自宅で仕事をするのが当たり前でした。それが今から約300年前に第一次産業革命起こり、それ以降農家など自宅近くで仕事をしていた人々が1箇所に集まる形で通勤するようになり、通勤が当たり前になり、通勤ラッシュという言葉も生まれるようになりました。今はそれが逆に戻ってきています。

1箇所に集まっていた人々がまた自宅近くで働く事をメリットに考えているため。テレワークは欧米が先行しているのは否めませんが、日本も80年代後半からサテライトオフィスやリゾート地でのテレワークは大手企業を中心に推奨されてきましたが、浸透しませんでした。浸透しなかった一つの要因として、時間評価が主流で当たり前だったことがあると思います。

また、そこまでITツールも革新的なものが無かったの事も起因されているようです。昨今は時間評価から成果評価へシフトしつつあり、ITツールも豊富にあります。テレワークを行わない理由がありませんよね。

テレワークのメリット

現在テレワーク実施している企業は一部の大企業やベンチャー企業が推進役となっていますが、中小企業の導入は進んでいないのが現状です。

実施しているそれらの企業にはテレワークに関する共通の課題があります。例えば「社内コミュニケーションに不安」「顧客等対応に支障」「情報セキュリティが心配」など。

確かに課題はそれぞれありますが、それ以上にテレワークをする事でメリットを享受できると僕は思っています。

テレワークで享受されるメリットは主にこれら。

  1. 業務効率UP
  2. ファシリティコスト削減
  3. ワークライフバランス向上
  4. 採用率UP
  5. 業務継続(BCP)

業務効率UPは想像つきますよね。例えば台風や地震などで交通機関が動かない場合、会社へ行こうとする人々で駅にすごい行列ができている時があります。数時間待つこともあったりしますよね。

このケースを見ても会社に出社せずに、並んでる数時間をカフェや自宅で作業すればその時間を効率よく使うことができますよね。

ファシリティコストに関しては、フリーアドレスやテレワークをする事で机やモニター、車通勤であればガソリン代などを削減することができます。

さらにテレワークで助かる人もたくさんいます。

ワークライフバランスでいうと、例えば若い社員だけでなく管理職社員も合わせて家族のライフイベントでもある子育てや介護などを優先できたり、また今は採用難。人が取れなくて事業を縮小している企業も地方には多いと聞きます。

”テレワーク実施してます”と募集欄に書くと、応募が増えるというメリットもあるそうです。応募が増えれば採用率UPにつながりますよね。

その他にも満員電車通勤の解消など社員の満足度や幸福度が上がると自ずと売上が伸びるといった事例はたくさん聞きます。

最終的には経営に響いてくるという事ですね。

テレワークに必要な環境作り

こんなにメリットが受けられるのであればやらない手はないですよね。では実際にテレワークに必要なものや準備しなければならない事にどのような事があるでしょうか。

僕が考える必要な準備はこれら3つになると思います。

  1. 社内の環境作り(人事評価や社風、思考の変化)
  2. ITツールやデバイス貸与(モバイルやクラウド化)
  3. 物理的な環境(サテライトオフィスやシェアオフィス)

まずは、人事評価や社風となる職場風土の変化です。風土というくらいなので、変えるのにはかなりの時間と体力がいると思いますが、ここは管理職や役員の意識はもちろん、社員一人ひとりが当事者意識を持って本当に本気で意識を思考を変えなければ変わらないと思います。

一番難しいけど一番やらなきゃいけないところですよね。

ITツールに関しては一番ハードルが低いと思います。制度やルール、運用を考える必要はありますが、ある程度お金で解決できます。物理的な環境については、後回しでも問題ないかなと思います。

1、2があれば在宅勤務でもカフェでも仕事ができますからね。実際にうちの会社もサテライトオフィスはありません。それでも十二分にリモートワークできていますが整備されればモチベーション維持や離職率低下への効果などはあるかなと思います。

テレワークを実践している企業

実際にテレワークを実践している企業として3社(全部外資ですが)の社長が講演でパネルディスカッションしている話を聞きました。

時間にして数分でしたので、深い話はなかったですが各社テレワークに関する取り組みや考えはこのようなものでした。

  • Dropbox Japan
    テレワークという概念がないくらいいつでもどこでも仕事ができる環境を提供している。
  • Slack
    Zoomを使ってオンライン面接、Dropboxを使ってリモートで資料確認。家から
    リモートワークをすることが条件で入社してきている人もいる。
  • zoom
    災害や2020の時だけテレワークではだめ、普段からテレワークする環境を育てて
    いくことが大事。社員も基本的には出先や現場で仕事しているパターンが多い。

またSlack社は冒頭に書いたテレワーク課題でもある”社内コミュニケーションに不安”に関して、普段会話をしていないメンバーに対してチャットbotからメッセージが届くそうです。

その内容は「AさんとBさんとCさん、最近チャットしていないので、カフェテリア(社内にある)でコーヒーとドーナツでも食べて会話しませんか??」というもの。

その後、実際にチャットで日程調整して直接対面でコーヒーとドーナツ片手に15分くらい雑談などの会話をしているみたいです。

この取り組みはすごくいいなと思いました。当事者同士ではなかなかの会いましょうとはならないので、Botという第三者に介入してもらうのがいいですね。

また、テレワークを広める際には若手のメンバーをアンバサダーとして任命して、どうすれば社内でテレワークが使われるか・展開できるかを考えてもらうそうです。

若い社員の方がITに明るく、柔軟な思考を持っているのでいいのだとか。プロジェクトに参加している若手社員も会社のルール策定に自らが参加できるのでモチベーションも高いようです。

テレワークを導入しない理由

こうなるとテレワークを導入しない理由ってほとんどないですよね。でも実際はテレワーク進んでいないのが現状です。ではなぜ導入しないかという理由ってどんな事だと思いますか?

アンケートで一番多い回答が「(リモートワークに)適した仕事がないから」だそうです。そんな事ありませんよね笑。これは本気で検討していない証拠です。

例えばどんな会社も会議はあると思います。実は会議が一番テレワークに適しているし、また出張や社長の仕事(決断して指示を出す)も適している。

なので、結局は現状から変化したくないという理由が大きい。

あとは、管理職のミスリードが多いですよね。社員が席で作業していると仕事していると思ってしまう。実は社員はデスクでネットサーフィンしてたりするのに、席にいて会話しているだけで仕事している管理していると勘違いする管理職も沢山います。

令和の時代、仕事を時間で管理してはいけません。時間の管理ではなく生産性を高めてよりクリエイティブな仕事をする事が求められている時代。時間管理してやる仕事はロボットが変わってくれます。

テレワークを導入しないデメリット

こうなると逆にテレワークを入れないデメリットが発生しそうですよね。例えば人材流出、新規採用難、現社員の仕事の質低下(通勤や育児や介護とか)など、出社義務化による採用機会の損失もあると思います。

特に中小企業の採用難は深刻ですよね。企業側も待っていてはダメです。積極的に行動しなければいけない時代になっているのは確実です。

ちなみに学生就職感をアンケートした結果が以下。

1位 楽しく働きたい 33%

2位 個人の生活と仕事を両立させたい 24%

ということで、採用のために働き方改革に取り組む目的としている企業も多いですよね。

最後に

テレワークは当たり前に利用する軸で考えて行かなければいけなくなりそうですね。僕は森本登志夫さんの講演と本を読んで勉強させてもらいましたが、こういった事例もあります。

佐賀県庁の事例(森本登志夫さんの講演より)

佐賀県庁でのテレワーク活用法は、例えば3㎝雪が積もっても1割の人が在宅勤務を実施した。県庁全体の1割くらいの人数で400名くらい。在宅勤務の1位の理由は子供の世話です。3㎝雪が積もっただけでも保育園や学校が休みになるため、子供を預けられない親が在宅勤務を選択している。

それ以外にも幹部のおじさんたちが在宅勤務のニーズあるといいます。それは親の介護。僕もそのうち直面する課題なので、人ごとではありません。親の在宅介護は子供のいる女性社員と同じくらい在宅のニーズがあるみたい。

少子高齢化の社会構造の中でこれらのニーズは必然的に誰もが直面すると思います。なので、企業も足踏みしている暇はなく、直ぐに一歩踏み出してテレワーク導入するべきです。

繰り返しになりますが、テレワークを推進していくのに必要なものペーパレス、データのデジタル化、社風や会社の理解も必要です。

今多くの企業では“育休から戻ってきてせっかく復帰できたのに子供が熱出して休まなきゃいけなかった。テレワークの制度があれば、、、”というのが現実です。

“二人目の子供の時に会社に復帰したら在宅勤務制度ができた、なので辞めずに済んだ!!”これが当たり前の社会になるように個人でもテレワークの意義を発信して行きたいと思います。

では、今日も最高の1日にしましょう!!

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