先日、組織周囲を巻き込むリーダーシップという研修を受けてきました。僕自身、前職ではチームリーダーを経験していたので、スキルアップも兼ねてどのようなものなのかワクワクしながら参加しました。果たして僕がやってきたことは正しかったのか、もっと違う方法があったのか。そもそもリーダー研修などがなかったので、手探りでやっていた事実もありましたので、今回はいい勉強になりました。
今回はnoteに書いてある内容を無料公開したので、このブログでも同じ内容を発信していこうと思い書いています。良かったら僕のnoteの方へも遊びに来てください。宜しくお願いします!!
noteでは企業理念の必要性や重要性なども研修で学んできましたので、その内容も書いています。
企業される方や学生(就活生)の方などは参考にしてみてはいかがでしょうか。
リーダーシップとは何か??
まず、リーダーシップとは何かについて考えて見たいと思います。はじめに「リーダーシップって何?」と聞かれて明確な回答って出せますか??「みんなを引っ張っていく」とか「出来る上司」のイメージがありますよね。
それも間違いではないですが、リーダーシップとは他人への影響力が根底にあるということです。
つまり、「集団や組織の目標達成に向けてなされた発言や行動」が、コミュニケーションという人間関係を通じて、他のメンバーに与える影響力やそのプロセスの事を意味します。ちょっと堅い言い方になりますが、そのような意味合いが正しいそうです。
また、リーダーシップには上下関係が必ずしもあるわけではないという事。もちろん、上下関係がある場合もありますが、リーダー以外のリーダーシップ(影響力)が強い集団もあります。なのでリーダーの引率力とは限らないのです。
自分では気がつかないうちにチームを牽引していたとか、マネジメントやリーダーではないエース社員がチームを盛り上げて影響力を与えていたなど大いにあると思います。
リーダーシップの条件
では、そんなリーダーシップの条件はどのようなものがあるのでしょうか。イメージでは「持って生まれたもの」みたいな感覚があったりしていたのですが、そうでもないみたいですね。自らの意思や努力でリーダーシップを発揮することは可能ということです。それは以下のような行動や感情が条件として上げられています。
- 課題を達成する働き
- ムードを良くする働き
- 信頼されている
確かに・・・と納得がいくかと思いますが、具体的にどういうことなのか細かくみていきましょう。
課題を達成する働き(課題達成機能)
例えば目標達成において、困難な課題や障壁が出てきた際にみなさんはどうしますか??リーダーシップを発揮する人は、課題に対する話し合いの基盤を作り、情報や意見を引き出して課題解決に向けての意見をまとめ結論を出すこと。
ただ単に話し合いの場を設定するだけではダメなんですね。みんなから情報や意見を引き出して解決に向けてみんなの意見をもとに結論を出すという事が求められます。つまり、流れとしてはこうです。
メンバーを招集する
↓
話し合いの目的をはっきりさせる
↓
話し合いの進め方を決める
↓
自らも新しい意見や解決策を提供する
↓
意見の違いをはっきりさせる
↓
それまでの話し合いの過程を整理、要約する
よく無駄な会議とか議論がまとまらない会議などあると思います。そうのような中でもリーダーシップを発揮できる人は会議の目的や進行、まとめ方をよく知っているということです。
この部分で必要なのはファシリテーションスキルです。その中でも「ブレスト(アイディア出し)」のスキルが重要になってきます。
何個か出てきた意見やアイディアをいくつかの似たグループに分けて、最終的には3つくらいのグループに絞っていく。こうすることで、意見の違いをはっきりさせ、結論を出しやすくなります。
ムードを良くする働き(集団維持機能)
これは難しいスキルです。一人ひとりをメンバーとして受け入れ、平等に意見が言える環境を作る。そしてメンバーの緊張や疲れを和らげ気分転換をはかることが求められてきます。例えばこういうことです。
- メンバーに関心を持ち、自分から声を掛ける
- メンバーの発言に相槌を打つ、関心を表すといったフィードバックを行う
- メンバーの発言を途中で遮らず、最後まで聞く
- 肯定的に受け止める努力をする
- 喋り過ぎるメンバーをコントロールし、チャンスを公平にする
- 意見を言わない人に催促し、引き入れる
- 譲らない人に調停案を出し、譲歩を促す
- ユーモアを言うなどして場を和ます
- 一息入れることを提案する
自分の仕事や目標達成+これらの事象もこなしていく必要がリーダーシップでは重要な要素だと言えます。「譲らない人に調停案を出し譲歩を促す」や「意見を言わない人を引き入れる」など難しいスキルですよね。
逆に「メンバーの発言を最後まで聞く」など日々の性格も求められてくる要素になると思います。悪気はないのに話の途中で自分の中で結論が出てマウントしてしまう人などいると思います。自分では気づいていない間にやってしまうケースもあるので注意が必要です。
ちなみにこれらの条件をマトリクスにしたものがあります。
X軸は結果や数字を出すのが上手いタイプです。(課題達成機能)
Y軸が集団維持機能つまり人材育成などが上手いタイプになります。(集団維持機能)
みなさんはどのタイプに当てはまるでしょうか。ダメ上司というのは言い過ぎなので新米上司ってとこですかね。
僕は個人的にAb上司が上司の役割として好きですね。その代わり数字は自分が持ってくるのでという関係性が好きかも。もちろん自分自身が上司になるという意味で目指すところはAB上司ですが、自分が部下の立場であったらAbがいいかな、、、
上記に書いた条件以外にも「わかりやすい(白黒なし)」「ねばり強い」「楽観的」という行動もリーダーシップを発揮する上で大切な事です。
完璧な上司はいませんので、色々な要素を見て「あ、この人Ab上司だな、いや、abかな」など見極めて見てください。自分が上司の立場の方はぜひABを目指して組織マネジメントを実践してください。
リーダーシップに向いていない人
逆にリーダーシップに向いていない人はどのような人なのでしょうか。日系企業ではマネジメントやリーダーとしてのスキルが無いままに年功序列で上司になる方がまだまだいると思います。
上司になったら今までの環境や立ち位置、視点など様々な事が違ってきます。上司=偉いではありません。
残念ながら勘違いしている役職者も多いので、こちらを参考にしてみてください。リーダーシップに向いていない人=まさに先ほどお伝えした内容の反対です。
- 持論に固執し、他人の意見に耳を傾けようとしない
- 攻撃的な言い方で、議論に勝つことにこだわる
- 形式やたてまえ論にこだわり、前例にこだわる
- 事前に決めた方向に持っていこうとする
- 他人任せにして、自分で考えない
僕自身はこのような上司に当たったことはありませんが、隣の部署を除くとこの内容に漏れ無く当てはまる上司がいましたね笑
当然、このような考えや行動を起こす人はリーダーシップに向いていません。どんな時でも「方向性・目的は受け入れられているか」「コミュニケーション力は高いか」「継続性・一貫性はあるか」という事が求められてきますよね。
自分自身も気をつけながら、リーダーシップを発揮できるよう行動していかなければと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。みなさんも部下の立場、上司の立場それぞれだと思いますが、リーダーシップという観点では上下関係ないと思います。組織や周りのメンバーを牽引できるように日々努力して行動しましょう。
もちろん私も心がけて努力し行動していきますので、一緒に頑張れたらいいですね。
次はモチベーションマネジメントについて書いていきたいと思っています。
では、今日も最高の1日にしましょう!!
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