モチベーションって何?!モチベーションマネジメントの方法とは??

仕事

モチベーションという言葉、僕はなんか好きです。やる気とは少し違うような感じがします。
僕のイメージでは、「やる気=瞬間エネルギー」みたいなイメージを持っていますが、「モチベーション=やる気を出すための根源」みたいな感覚でいます。

人によって様々な解釈があっていいのかなと思うので、正解かどうかはさておき、今回はモチベーションを引き出したりコントロールしたりするために、モチベーションの中身を勉強してきました。
そちらをシェアしていきたいと思います。

また、今回の内容は前回ブログで発信したリーダーシップの情報と一緒にnoteで無料公開していますので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。
ぜひ少しでも皆様のお役に立てるコンテンツであればいいなと思っています。

モチベーションを上げるマネジメント

モチベーションは人それぞれポイントや範囲が全く異なりますよね。僕の場合、好きな音楽を聴いたり好きな事の計画を立てたり、仕事で上手くいっていたりするとモチベーションが高く維持される傾向があります。自分であればどこにモチベーションがあるかを探すことはそんなに難しく無いと思います。

でも、他人に対してはモチベーションのポイントを表面化している人はあまりいないと思いますし、大抵はどこにモチベーションがあるかを探すことから始めます。マネジメント職についている方はこの他人のモチベーションがどこにあるのかを探す事に苦労されているのでは無いでしょうか。

そこで、他者のモチベーションを確認するにはこんな質問が有効です。

①あなたとあなたの会社の関係性を円(◯)で表現してください
②あなたが今まで一番燃えていた時期はいつ頃で何をしていた時期か?

これ結構面白い質問ですよ。①については大きく3パターンに当てはまります。円の大小はその存在の大きさを表しているようです。ちなみに、どれが正解でどれが不正解というものではありません。心理テストみたいな感覚でやるとちょっと楽しいかもですね。

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パターン1は会社という円の中に自分の円があるパターン。会社の中に自分が所属して働いているという思考になります。あくまでもその人は会社という大きな組織の一員という考え方ですね。会社に尽くすことでモチベーションを発揮できる方なのかもしれません。

パターン2は円と円が重なったていたり、くっ付いていたりします。これは自分と会社があくまでも対等でより近くにいるビジネスパートナーという考え方。会社に尽くすという感覚はなく、自分のキャリアを成長させるために会社を利用している、もしくは、会社の成長が自分のキャリアアップにつながると考えている方ですね。あまり会社というものに縛られたく無い方だと思います。個人的にはバランス良さそうな思考かなと思っています。

パターン3は自分と会社は全く異なるコミュニティでON OFFが存在する環境という思考。仕事は仕事、プライベートはプライベートみたいな考え方の人がこのパターン。なのであくまでも仕事に対してモチベーションが発揮できるという訳ではなく、別のコミュニティで成功していればモチベーションが維持される様な一面もあるかもしれません。ちょっと難しいですよね。ON OFFのペースを崩さなければいいのかもしれないですね。

みなさんはどこに当てはまるでしょうか。僕はパターン3でした。頭の中ではパターン2かなと思っていたのですが、確かにON OFFしたいタイプです笑
仕事も定時で切り上げてジムへ行ったり、家族と食事を取る事の方を優先します。

この結果で大方、その人の自分と会社に対する立ち位置や思考を確認することができると思います。

 

続いて、②です。これはその人が何にモチベーションを高めるかがわかります。なるべく直感的に最初に思い浮かべた事象がいいです。

例えば、学生時代にサッカーをやっていて部活に励んでいた時期が一番楽しく燃えていたということであれば、その人は何か一つの目標に向かってチームで一丸となって行動することにモチベーションを高めることができます。

他にも社会人になってから自分が起案したプロジェクトが成功して周囲から称賛された事であれば、その人は自ら行動して承認されることにモチベーションを高めることができるということがいえます。

もちろん全てが必ず当てはまるということではないと思いますが、マネジメントする上での指標にはなるので覚えておくと効果的だと思います。

また自分自身のモチベーションコントロールが上手い人は他人へのモチベーションを高めたりコントロールすることが上手いといいます。

人によってモチベーションのやる気スイッチは違うので、まずは今やっていることを肯定してあげ、フィードバック効果を与えながらモチベーションのやる気スイッチを探してみてください。

モチベーションが生まれる仕組み

それでは、モチベーションが生まれる仕組みってどういうものなのかをみていきたいと思います。初めに聞いた時にモチベーションの仕組みって何?と僕も思いましたが、実はモチベーションには2つの思考の種類があります。それがこちら。

  • ポジティブ系モチベーション
  • ネガティブ系モチベーション

この2つの性質がモチベーションにはあり、この2つのパターンが生まれる仕組みがこちらです。

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人は現状と希望があるとそのズレを感じて緊張や不快・不満という感情が生まれます。その後、それを回避したいという欲求が生まれ、回避する行動(逃げるor解決)します。そこで、希望が叶うと満足しリラックスします。そしてまた別の希望を抱きます。これの繰り返しで成長していくわけです。

ここでいう2つのモチベーション感情について解説していきます。ちなみにどちらがいいというものはありません。どちらも正解です。

ポジティブ系

これは希望系を表すキーワードがポイントです。目標、意味、夢、ロマン、あり姿、憧れ、達成感、自己実現など。主に「持続のためのモチベーション」に長けており、なりたい姿があるから続けられ、やる気の「方向」と「持続」を司ることができます。

逆にデメリットもあり、なかなか初めたりスタートしないのが特徴。その場合は、現状認識を与えてあげると動き出す傾向があります。

ネガティブ系

こちらは緊張系を表すキーワードがポイント。意識のズレ、未達成感、不安、圧力、ハングリー精神、このままではいけない、危機感、焦りなど。主に「高揚のためのモチベーション(瞬発力)」に長けており、危機感が人を動かし、やる気の「開始」「強度」を司ることができます。

逆にデメリットはすぐに動くが長続きしないタイプです。この場合は褒めてあげてモチベーションを維持する方法が有効。危機感というネガティブなエネルギーだけでは長く動き続けることはできないということですね。

みなさんはどちらの性質に当てはまるとモチベーションが維持されますか??
僕の場合は、ポジティブ系のモチベーションな気がします。ただ、片付けとかはネガティブ系の性質が働いた時に瞬発的にやる気が出るので、どっちの性質も持っているということですかね。

外発的モチベーションと内発的モチベーション

今まではモチベーションに関する「方向性」「ポイント」「性質」などを書いてきましたが、こちらではモチベーションは形について書いていきます。こちらも2つのパターンがあります。

外発的モチベーション

外から他の人によって与えられる報酬(外発的報酬)を目当てに生まれるやる気のことです。例えば給料、ボーナス、昇進などの金銭的報酬、会社からの表彰、先輩からの称賛や承認といった非金銭的報酬などがそれに当たります。比較的わかりやすいですよね。

でも注意が必要な部分があります。子育てでもそうですが、◯◯ができなかったら◯◯を買ってあげないよなど、報酬で罰を与えるのはNGです。これではモチベーションは上がりません。
社会人でもそうですよね。数字達成できなかったら、ボーナスなしではモチベーションも上がりません。

また、報酬を与えるポイントとしては「結果に対して報酬をあげる」ことです。「報酬をあげるから結果を出して」はNGです。

内発的モチベーション

自分の中に湧き起こってくる感覚(気持ちが良い感覚なら報酬の一部)によって生まれるやる気のことです。例えば達成感、フロー経験、有能感、自己決定、成長感など。こちらは長続きしやすいモチベーションな気がします。

内発的モチベーションは自分自身の話なので、有効に活用していきたいですよね。
このモチベーションの高める方法として、この3つを揃えることが有効です。

  • 自律性:自分が選んだと思えること
    方向性は明示してあげるが、何をやるかを自分で選んでもらう。
  • 有能感:上手くやれていると感じられること
    やり始めたらほめたりフィードバックを与えてあげる。
  • 関係性:誰かと一緒に取り組むこと
    1人ではなく誰か(達成意欲が強人、やりきる人)と行動させる

これらに関しては日々のフィードバックが重要になってきます。フィードバックがないと達成に対する目標を見失ったり、方向性が正しいか不安になったりします。フィードバックをもらうためにコーチングをしてもらう、という方法もあると思いますので、試してみてください。

最後に

最後に僕は研修を通してモチベーションは奥が深いと思いました。ハーズバーグ(Herzberg)が提唱した理論で動機づけ要因・衛生要因というものがあります。

衛生要因は「人は満たされないと不満足になり、満たされてもやる気にならない」というもの。
動機付け要因は「満たされたらやる気になり、満たされなくても不満足にならない」というもの。

難しいですね。やはり動機付けをしてあげることが重要ですね。人の感情にも起因する部分になるので、こういう理論だから一概にコレが正しいというものはないと思います。

ただ、モチベーションを高めていく手法や方法があるのも事実。僕も色々と実践していこうと思います。

では、今日も最高の1日にしましょう!!

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